10.仕事の改善
PDCAのAアクション
10.1 改善の目的
会社は、お客様の満足を満たし更なる満足向上をさせるために、改善を行えるよう様々なチャンスを考え、そして選択 実行しなければならない。
改善には以下のようなものがある。
- 要求事項を満たしている製品やサービスを今後 必要とされるであろう事柄ややってほしい期待されることを
取り組む改善 - 起きてほしくないことを改めて直す(修正)や防ぎ止める(防止)または減らす(低減)
- 品質マネジメントシステム運用結果とどの程度役に立っているかを改善
注意 改善には修正(不十分であることをなおすこと)是正(「行動、考え」等の悪い点を正しく変える)継続的改善(PDCAのサイクルを用いて継続的に能力を高めて行く活動) 変更(決められた物事などを変えること)革新(古くから続く状態などを新しく変えようとすること)などがある。
10.2 改善の目的
10.2.1 不具合の対応
苦情(仕事上のトラブル)及び不良品が流出したなどの不適合があった場合、会社は次にあげることを行わなければならない。
- 発生した問題に対して
- それが放置され続けない様 管理しまた正しい状態になるよう修正
- すでに起こった問題に対しての対応
- 再発防止について
- 不適合の再確認(事実)を確認する
- 不適合の原因をつかむ
- また同じ不適合が発生しないか(他の製品に対しても)
- 必要な対策を行う
- 実施した対策で効果があるか再確認する
- 必要と判断した場合は6.1でリストアップしたリスクとチャンスを更新する
- 必要と判断した場合は品質マネジメントシステムを変更する
10.2.3 改善を続ける
会社は品質マネジメントシステムを常に改善する必要がある。
それには仕事の目的にあっているか(適切)結果として品質向上ができるようになっているか 無理をしていないか(妥当)良い結果がでているか(有効性)を考慮し改善しなければならない。
会社は9.1.3分析と評価及び9.3マネジメントレビューの結果を検討し、改善の必要な問題点、改善すればチャンスにつながることなどを明確にしなければならない。