簡易金型とは

 

簡易金型

 
 

1. 簡易金型とは

○液状のエポキシ樹脂に約80%のアルミニウム微粉末を混合して強度,耐熱,寸法安定性を付与した樹脂材料を加熱硬化させて製作します。
○マスターモデルに鋳込み,形状を写し取った樹脂を硬化させて成形型とします。
○低コスト,短納期,射出成形可能が特徴となっています。

2. 簡易金型の製作方法

3. 簡易金型の製作状況

図のようなデザインを設計し,3次元造形装置を用いて,のラピッドプロトタイプ(樹脂模型)のマスターモデルを製作しました。また 前述いたしました手法にて実際 簡易金型を作成し成形いたしました。


樹脂模型作成3次元造形装置

試作した簡易金型(樹脂型)

4. 解決すべき課題

簡易金型試作と成形を行なった結果,改善すべき問題点があることがわかりました。

課題1 射出成型サイクルの低減
簡易金型は冷却時間が通常の金型と比べ 数倍かかり、製造コスト削減が不十分であることがわかりました。

課題2 離形性の向上
試作した簡易金型で成形したところ、表面状態が汚く かつバリが発生しました。これは、簡易金型からマスターモデルをはずす際に,離型性が悪く型を傷つけてしまったためと考えられました。

5. 現段階での改善内容

解決策1 冷却管の導入
簡易金型を製作する段階で、冷却管を入れた金型を試作します。これにより、通常の金型同様の冷却効率を目指します。

解決策2 離形性の向上
簡易金型用樹脂に適した離型剤の選定,部分的な研削などの機械加工,マスターモデルの表面性状の改善などの検討をコスト面と合わせて行ないます。

冷却配管の配置方案)